「普通においしい」という言い回しをよく耳にします。食べ物を口にしての感想として多い表現ですが、大したことないと感じたのか、まあまあおいしかったのか、いまいち伝わりません。
こうした「普通に~」は、「当たり前に」「予想外に」などの意味で広く定着してきています。そこにこめられた評価の思いとは……。最近はやりの「普通に~」は、いつごろ生まれた表現なのでしょう。
「微妙におかしな日本語-ことばの結びつきの正解・不正解」(草思社)の著書がある、小学館元国語辞典編集長の神永暁(さとる)さんは、2000年以降に生まれたのは確かなようだとみています。
「平均的、一般的であるという意味で使われ、ニュートラルか、ときとしてマイナスの意味合いで使われてきた。ところが、プラスの意味にとらえられて『普通においしい』『普通にかわいい』のような言い方が生まれた」ノートルダム清心女子大(岡山市)の星野佳之准教授(日本語学)は、大学のサイトのエッセーで次のように指摘しています。
こうした「普通に~」の登場は、9・11米同時多発テロや複数の無差別殺傷事件、東日本大震災と、文字通り“想定を超える”できごとを経験し、社会とそれを眺める私たちの気持ちが標準的であることを良しとする方向に変化したことによるのではないか――。(以下略)
引用:「普通においしい!」って褒め言葉? 年齢層を問わず定着するのか
(ウィズニュース 2018/10/16)
https://withnews.jp/article/f0181016000qq000000000000000W05h10801qq000018107A
こういう変な言い方が流行るのは現代の若い奴が語彙力がない証拠だ
今の若造に中島敦など読んで理解できるだろうか
「思ってたより美味い!」
「美味さとしては合格!」
「想定内の美味さ!」
こんなかんじ?
ま、「ツッコミ待ち」だろう
そのセリフを言った相手に一番効くのは放置
「あっそ」
「どんなのを想像してたの?」とか言いながら裏拳
あたりを期待してると
わざわざ「おいしい」って付け加えてあげてるんだろ。
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